ワイパーブレードのお話
ここのところ台風や低気圧の影響で秋の長雨が続き憂鬱ですね。でも、そんな中で大活躍するのがワイパーブレード。ただ一言でワイパーブレードといっても近年は色々な種類のものが出ており、車や自分のスタイルにあった物をきちんと選ぶことが大切です。
このお話が、ワイパー選びをされる際の参考になれば幸いです。(^^ゞ
ワイパーブレードを目的別に大きく分けると下記の4種類に分かれます。ガソリンスタンドやカーショップ等で購入する際に知っておくと大変便利ですよ!(下記の種類には、それぞれに鉄のアーム部分は従来のままで、ゴムだけを交換する替えゴム(リフィール)の用意がある物もあります。)

@【生ゴムワイパー】     
通常ノーマールワイパーです。以前は、このワイパーしかありませんでした。きれいに雨粒を拭き取るゴムの柔らかさと耐久性が要求されるワイパーです。 (現在でも新車の状態で装着されてくるワイパーブレードの多くは生ゴムワイパーの物です。)


                       

A【グラファイトワイパー】   
撥水剤の普及に伴い、10年位前から出てきたのがグラファイトワイパーです。レインXやガラコ等、ガラス撥水剤は、シリコンやフッ素といった溶剤を使用し、雨粒を真ん丸にして飛ばしてしまいフロントガラスに雨粒が残らないようにすると云う方法で視界を確保しています。これは、ワイパーにとっては過酷な状態となります。分かりやすく説明すると、フロントガラスに雨粒が無い晴れた日にワイパーを動かすのと同じで、潤滑剤となっていた雨粒が無い為、『ダダダダダッ』と音がして、ワイパーが跳ねてしまいます。

カーメーカーが純正やディーラーオプションで撥水ガラスを使用し始めると、上記の状態によるワイパーの音や跳ねがクレームとして発生するようになりました。これに対処する為カーメーカーは、グラファイトという炭素微粒子をワイパーのゴムに全面コーティングすることにより、摩擦抵抗を激減させ、不快なビビリ音や跳ねの発生を防止するようになりました。このグラファイトワイパーは、撥水加工されていないフロントガラスに対しても問題なく使用できる為、現在ではスタンダードなワイパーとして認知されて来つつあります。但し使用すると共にグラファイトコーティングも、はがれてしまうと云う欠点もありますので、半年〜1年くらいの間で交換していく事が望ましいと云えるでしょう。     

                       

B【自己撥水型ワイパー】   
このワイパーは、グラファイトワイパーの更に上を行くワイパーで、ワイパーゴムをシリコンコーティングすることにより、ワイパーを動かすだけで撥水剤をかけたのと同じ効果が得られる優れものです。
その先駆者がPIAAのシリコンシリーズ。F-1でおなじみのPIAAレーシングの中嶋監督も大絶賛。以前講演で、このワイパーのおかげで東京〜鈴鹿間の雨の日の移動がどれだけ楽だったか熱く語っておられました。


                       

C【油膜落とし機能ワイパー】 
フロントガラスにとって一番の大敵が油膜。車を買って一番最初に『ええっ!うっそ〜!』と思った方も多いはず。オイルを一緒に燃やしている2サイクルのオートバイ等、前車のオイルの飛び散り等によりフロントガラスへ油分が付くともう大変!夜の雨降りの時など、フロントガラスがギラギラして何も見えなくなってしまいます。

そんな状態にならないようにしてくれるのが油膜落とし機能付きワイパーブレードです。原理は、ワイパーゴムにトルマリンと云う常に微弱電流を自己放出する電気石の粉を練りこみ常に磁界を発生させ、雨水を分子レベルで分解しガラス面に付着している油分とガラスの間に入り込ませ、こそぎとる形で油膜を落としてしまうという物です。現在は、国産メーカーのマルエヌがこの方法を採用(特許商品:PAT第2802281号 )し『ギラレス』と云う商品として発売しています。